若さの価値。
若いっていうのはそれだけで価値がある
そう言った先生の表情や声を今も覚えている。
特にかしこまった話じゃなかった
先生はシステムエンジニアとして働いていた頃
上司が自分のことを、あの子仕事できないんだよね、と言っているのを聞いて即退職、その後教員試験を受けて高校教師になった人だった。
話の前後は忘れてしまったけれど、人材市場では若いっていうだけで価値がある、という話だったんだと思う。
そんな物珍しい話じゃない。
でもなぜか鮮明に覚えている。
その時私は16才で明らかに若くて
先生は30ちょっとで私から見たら若くはなかった。
若いっていうのはそれだけで価値がある、と言われた時の、弾かれたような優越感と、私の価値はそんなものだけじゃないという反抗心。
期間限定でしか抱けないその感情を、
無意識のうちに覚えておこうと思ったのかもしれない。
リバーズ・エッジ-岡崎京子
読んでいて、胸がざわついた。
過剰なほど暴力と性と死が描かれていて。
でもそれは表面的な反応で、心の底はものすごくしんとしていた気がする。
みんな、結局は死ぬ。
その静けさや冷たさが漫画全体に流れているように思った。
誰でも知ってるような名作で、
やっぱりすごく引き込まれた。
通勤中に読んでいて、電車を降りることを忘れそうになったくらい。
会社の窓から。
仕事中パソコンを見ていて
ふと何かが動くのを感じ
視線を上げた。
窓の外で、まっ黄色の葉っぱが激しく舞っていた。
葉っぱの主の大木には鋭い光が刺していた。
それだけのことなのに何だかすごくきれいで
しばらくじっと見てしまった。
ロマンティックあげない-松田青子
表紙もタイトルも内容も好き。
アメリカのエンタメカルチャーに詳しい松田青子さんの、
テイラー・スウィフトがすっごくよくて!!
と言うノリと同じノリで語られる、
○○が当たり前とか○○すべきとか、そういう押し付けや思い込みはいい加減もう止めない?
というサラッとしているけれどハッキリした言葉。
わりと年齢の近い人でこんなエッセイを書く人がいたとは。
紹介されている映画やドラマや舞台などなど…も見たくなったなあ。
違うのも読んでみよ~。
ニクのクニ in 名古屋大須
今更ですがローストビーフ丼。
22才の時に牛肉で胃もたれしてから、
牛とは縁遠くなっていました。
でも…
食べてすぐ、こりゃ流行るわ、って思いました。
ニクのクニのローストビーフ丼は、ゆず風味でかなりさっぱりしています。
次はローストビーフ丼で有名且ついつも大行列のレッドロックに行きたいです。